ペットと暮らす家

大好きなお散歩に早く行きたくて、ワクワクするワンちゃんをなだめながらお支度をし、散歩から帰ってきてからは後片付けをしながら室内へ移動しなければいけません。
毎日のことだからこそ、お互いにストレスがないようにスムーズに動ける導線を考えましょう。

犬は外で思い切り遊ぶと、室内ではおとなしく過ごします。
生活にメリハリを付けてあげることが大切です。
室内からすぐに外に出られるウッドデッキは、家族とのコミュニケーションも取りやすく、休日にはBBQをしながらみんなでワイワイ過ごしたり、日除けのバーゴラとハンモックを設置してワンちゃんとのんびりお昼寝もいいですね。
散歩に行けない雨の日のストレス軽減にもなります。

家の階段を緩い勾配にしてあげるのも、ワンちゃんへの大切な配慮です。
急な勾配の階段は足腰に負担をかけ、椎間板ヘルニアを発症するリスクが高くなり、思わぬ事故を招きます。
ワンちゃんだけでなくお互いの将来を考えたとき、緩い勾配の階段にしておくと安心です。

ワンちゃんは人と一緒にいることが大好きですが、時には自分だけで寛げる居場所が室内にもあればベストです。
人の気配が多い、リビングの一角にドッグスペース(犬間)を確保してあげるのがおすすめです。
ふとした時にお互いを確認し合える距離感が、安心と安らぎになります。

来客時、ワンちゃんが玄関先や塀越しに出たり吠えたりするのは、あなたとの居場所を守りたいという縄張り意識があるからです。
お客様はもちろん、ワンちゃんを不安にさせないためにも、フェンスドアやウェルカムウィンドウを設置してあげましょう。

室内では運動不足で体重が増加し、病気にもつながりますので、キャットウォークなどの遊具で運動を促します。
高い場所も大好きなので、縦の空間を利用してキャットタワーを設置するのもおすすめです。
楽しく遊ばせながら、ネコちゃんの健康を守ってあげましょう。

その日、そのとき、居心地の良い場所を探して家中を動き回りたいネコちゃん。
そのためにドアを開けっ放しにしてしまうと、暑い時期は家中が暑く、寒い時期は家中が寒くなってしまいまいます。
くぐり戸がついたタイプのドアであれば、お部屋は暑さや寒さから守られ、光熱費の節約にもなります。

ネコちゃんが窓辺で過ごすことが多いのは、縄張り意識が高いため外の様子が気になるからです。
ぽかぽか暖かい日差しの中でぬくぬくするのも大好きなので、窓辺に居場所を作ってあげると安心します。
一方で、窓からうっかり外へ出てしまわないようネットなどの設置も必要です。

トイレの管理は家のニオイの原因にもなります。
突然の来客時に困ってしまうこともあるかもしれません。
また、ネコちゃんはキレイ好きで神経質なので、汚れていたり人の気配が多い所では上手に排泄できずストレスを抱えてしまいます。
お互いが快適に過ごせるようトイレの場所を考えましょう。